適応障害とは?|適応障害とストレス|適応障害の症状|適応障害の診断|
適応障害のさまざまな治療|適応障害と似ている病気|適応障害とうつ病|
適応障害の人との接し方|適応障害になりやすい人は?|適応障害の予防方法
適応障害とは?
適応障害とは、ストレス障害に分類される精神疾患の一つです。
ストレス因子により、日常生活や社会生活、職業、学業的機能に著しい障害が起きて、一般的な社会生活ができなくなるストレス障害になります。
急性ストレス障害や、PTSDなどと同じように、外的なストレスが原因となって起こるストレス障害ですが、急性ストレス障害やPTSDに見られるような、生死に関わる強大なストレスに限らず、家族関係や仕事のトラブルなどもストレス因子となりえます。ストレスの量が本人の処理能力を圧倒したことによる心理的な機能不全なので、治療では、原因となる状況の改善が必要になります。
症状は、実に様々あります。たとえば、不安、抑うつ、焦燥、過敏、混乱などの症状のほかに、不眠、食欲不振、全身倦怠感、疲労感、ストレス性胃炎、頭痛、吐き気、発熱、精神運動抑制などの身体的な症状も現れます。身体的な症状のみが現れる場合もあり、精神科や心療内科以外の病院では、適応障害は見逃されがちです。吐き気や頭痛などの症状があるにもかかわらず病院で異常なしと診断された場合は、適応障害だということも考えられますので、精神科や心療内科を訪ねてみるといいでしょう。