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強迫性障害とは?
強迫性障害とは、かつて強迫神経症と呼ばれていた病気です。脅迫症状が特徴の不安障害です。
脅迫症状とは、強迫観念と脅迫行為の2種類があります。この両方が存在しない場合は、強迫性障害とは診断されません。
強迫観念とは、本人の意思と無関係に頭に浮かぶ不快感や不安感を生じさせる観念のことをいいます。強迫観念の多くは、普通の人にもみられるものですが、普通の人の場合は、強迫観念をそれほど気にすることがありません。しかし、強迫性障害の患者さんの場合は、強迫観念が強く感じられたり長く続くために強い苦痛を感じることになります。
脅迫行為とは、不快な存在である強迫観念をうち消したり、振り払うための行為で、強迫観念と同じように不合理なものですが、脅迫行為をやめると、不安や不快感が伴うので、なかなかやめることができません。また、周りの人から見ると全く理解できない行動ですが、患者さん本人にとっては、何らかの意味付けが生じているものなのです。
大半の患者さんは、自らの強迫症状が奇異であったり、不条理であるという自覚があるため、思い悩んだり、恥ずかしいと思ったりします。また、強迫観念の内容によっては、罪の意識を感じていることもあります。