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アルコール依存症の治療法
アルコール依存症の治療で大切なことは、「自分はアルコール依存症である」と本人が認識することです。まずは、本人の認識がなければ、治療は進みません。
多くの患者さんは、自分がアルコール依存症であるということを認めたくはないものです。なぜなら、認めてしまうと、お酒が飲めなくなってしまうからです。ですから、本人に自覚を持ってもらい、治療の意思を持たせることが第一歩となります。
アルコール依存症は、かつては、本人の意思が弱いことが原因だとか、不幸な心理的・社会的問題が原因だと考えられていましたが、現在では、アルコールによって体や精神に変化が現れ病気になり、その結果、過剰な飲酒になると考えられています。そういった、アルコール依存症に対する理解も、患者さんやその家族には必要なことになります。
現状では、一度アルコール依存症になってしまうと、治療が難しいというのが現実です。根本的な治療というと、断酒以外にありません。また、この治療は、本人だけでは難しいために、家族の協力が必要になります。
重度のアルコール依存症の場合は、入院治療が必要なこともあります。
また、断酒をして何年も経ってから、たった一口お酒を飲んだだけで、またアルコール依存症の症状が出てくるというケースもあります。
現在では、精神科での断酒会や自助グループへの参加などを通して治療を続け、抗酒剤などの薬を併用することもあります。